外食産業における会社設立の心構え
外食産業での起業を目指しておられる方も多いと思う。
そこで、外食産業における会社設立の心構え、といった部分について、少しお話ししてみたい。
もちろん、一概には言えないことだが、私は、どうも、外食産業での独立というものが、少し安易に語られすぎているのではないかと思う節がある。
確かに外食産業というのは、「食」という、人間にとって必要不可欠なものを提供する、という意味において、ニーズが無くなることは決してないだろう。
また、とりあえず店舗出店の資金があれば、開業すること自体は決して難しいことではない。
だが、それを維持・繁栄させるとなると、話は別だ。
というのは、昨今の日本人は、大手フランチャイズチェーン店が提供するサービスクオリティに慣れているから、味・食材・サービス・清潔感・雰囲気、どれひとつ取っても、相当高度なもの、差別化したものを提供できないと、まず、満足してもらうことは難しいだろう。
これらのうち、どれか一つでも、抜きん出た、というか、オリジナリティーのあるサービスを提供できないのであれば、起業については、よほど慎重になって考えた方がいいと思う。
このようなことを書くと、まるで起業を否定しているように受け止められるかもしれないが、決してそうではない。
要は、あなたならではの個性やオリジナリティーを発揮して、ウリにできるものをしっかり見定めて開業して欲しい、ということ。
今計画しているお店は、あなた自身がお金を払って訪れたい店ですか?ということである。
会社を設立すると、恐らくいろいろなことで頭の中がいっぱいになると思います。
営業上のこと、経費のこと、人材のこと、経理のこと、資金のことetc.まさに、24時間頭の休まる暇が無いような状況に遭遇するかもしれません。
そういった状況が、全体的に物事が前向きに進んでいる環境下で発生しているのなら、まだ気も軽く、あまり苦にもならないかもしれませんが、あまりはかばかしくない状況でこういったことが起きますと、精神的にかなり厳しいものがあると思います。
下手をしたら、眠れなくなってしまったりすることも。
そんなときは、とにかく、書いてしまいましょう。
頭の中で、あれをやって、これをやって、これはこうして…と駆け巡っているいろいろな発想を、なんでもいいから、即、カードに書いてしまい、「とりあえず」頭の中から消し去って、リセットしてしまうのです。
もちろん、それは、翌日じっくり考える必要がありますが、とりあえず、しなくてはならないことは、書き出してしまって、一旦、頭から追い出してみて下さい。
きちんと書き記したことにより、それらは必ず後で検討するわけですから、ひとまず安心できるのです。
そして、リラックスするときにはリラックス。
メリハリをつけないと、長丁場は乗り切れません。
メンタル面における「自分自身のコントロール」という部分も、会社設立の心構えなのです。
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