ポジティブシンキングも、会社設立の心構え

現在会社の設立を検討している方に、ぜひ、知っておいて欲しいことがある。
それは、登記の準備や各種届出とか、そういう実務上のことではなく、文字通り「心構え」の問題だ。
特にここでお話したいのは、物事の思考法についてである。
皆さんは、攻撃は最大の防御、とか、ピンチをチャンスに転換、とか、クレームは宝の山、といった言葉を聞いたことはないだろうか。
これらの言葉には、あるひとつのキーワードがある。
それは、物事を一方の側面からだけ見て判断するのではなく、必ず、反対側や裏面から見て総合的に考えよう、といった、ポジティブシンキングの発想である。
簡単なことのようだが、実際にこれができる経営者とそうでない経営者とでは、長い目で見たとき、大きな違いが出てくることは、間違いないだろう。
例えば、すごく単純な表現で説明すると、商品Aは、味については大きな評価を得ているが、カロリーが高いため、昨今の健康志向もあって、売上が大幅に減少した。
こんな事態に遭遇したとしよう。
ここで「もうこの商品の寿命は終わったな」と考えるか、「もともと味については満足を得ているのだから、ちょっと工夫してカロリーOFFにすれば、またシェアを奪還できるはず」と考えるのとでは、先々の戦略に、大きな違いが出てくる。
もちろん、手前味噌で自分勝手なポジティブシンキングは意味が無いが、物事は、常に複数の側面から見て、判断するように心がけたいものである。
会社設立の心構えのひとつとして、役立てて欲しい。
起業する際、これだけはおさえておいた方がよい、いわゆる「会社設立の心構え」について、お話してみたいと思います。
別に私は経理畑の人間ではないのですが、それでも、会社の経営者たるもの、ある程度計数管理には明るくなっておくべきだと思います。
そしてそれらの見識は、単に決算業務のためだけでなく、日常の業務や営業活動にも十分に活かせます。
いい例が、私の知人です。
私の知人は、とある洋菓子店の経営をしています。
売り上げは順調で、地元のタウン誌に紹介されたりして、ちょっとした有名店になっていました。
ところが、です。
彼曰く、全く、利益が出ていない、というのです。
よくてトントン、下手をしたら赤字の月も。
彼の店の場合、売り上げは拡大しても、ちっとも利益が上がらない、典型的な「売り上げ主義」に陥っていたわけです。
売り上げのうち、多くは、原価率の極めて高い看板商品だったので、売っても売っても利益が出ず、また、スタッフの給料も、かなり高めに設定されていたことも、この傾向に拍車をかけていたようです。
本来、これらの問題点は、計数管理をしっかりしていれば、すぐに気づくことなのですが、知人の場合、元々職人さんですから、なかなか目が行き届かなかったのかもしれません。
今では、計数管理をしっかりすることで、原価率の高い人気商品は個数限定にして希少価値を高め、利益率の高い関連商品の売り上げ比率を高めて、コンスタントな黒字を計上できるようになったといいます。
計数管理をおろそかにしない、という姿勢、ぜひ、大切な心構えのひとつとして、認識して頂ければと思います。

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