会社設立の心構え

「会社設立の心構えとしては、どんなことが大切ですか?」よく、こんなご質問を頂くことがあります。
会社設立を前に、起業時の心構えという部分をしっかり確認しておこう、という実直な姿勢には敬意を表したいのですが、起業に至る背景や環境は人それぞれですから、「心構えはこれとこれです」とは、ひとことでなかなか言えない部分もあります。
そんな中、敢えてポイントを絞って申し上げるとしたら、次の2点だけは、常に心がけておかれた方がよいと思います。
まず、これからあなたが手がけようとしている事業は、(1)どういうターゲットの(2)どんなニーズに(3)どの程度の対価で提供しようとしているのか。
そして、それらの見通しに、甘さや隙は無いか?これらについて、常に妥協することなく追求・調査する心構えが必要です。
つまり、ビジネスモデルに隙は無いか?ということです。
次に、描いている事業計画と資金繰り、当面の生活費等に、無理や甘さは無いか?という部分です。
ここに甘さがありますと、後で事業を始めてから、いろいろな部分にしわ寄せが来てしまう可能性もあります。
夢を描くことはもちろん素晴らしいことですが、地に足をつけて考える部分は、くれぐれも慎重に。
このような心構えを持って臨めば、まずは順調な第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。
ご健闘をお祈りします。
会社設立の心構えのひとつとして「身の丈」という言葉を挙げてみたい。
これから会社経営という大海に漕ぎ出して行く中、「身の丈」というのは、ずいぶん地味な感じを抱かれるかもしれない。
が、すばらしい夢や希望を大切にして欲しいからこそ、挙げて「身の丈」を意識して欲しいのである。
では、具体的にどのような部分に留意すればよいのだろう。
ポイントはいくつかあるが、会社設立の準備をしている中で、本当に、それが必要なのか?という部分は、常に慎重に考えてみて欲しい。
いい例が、事務所である。
もちろん、店舗を構えて営業する業態ならは、店舗は不可欠だ。
だが、基本的に事務系のビジネスの場合、最初から立派な構えのオフィスが、本当に必要なのか?というのは、是非とも、よく考えてみて欲しい。
小なりとはいえ、オフィスを借りるには、かなりの保証金が必要であることはもちろん、毎月の賃借料だけでも相当の出費になるはずだ。
これは、いわゆるマンションオフィスでも、同じことだ。
もし、少人数で事務系のビジネスを立ち上げるのであれば、何も無理して単独オフィスを構えなくても、最初はレンタルオフィスからスタートする、という方法もある。
低コストで設備も充実しているから、起業にはうってつけだ。
もちろん、事務系ビジネスとはいえ、諸般の事情から、独立オフィスが不可欠、という場合もあるだろう。
だが、絶対独立オフィスでなければ、ダメ、というのでなければ、まずは身の丈で、レンタルオフィスからスタートしてもよいではないか。
保証金も含め、年間どれだけの経費が節約できるか、一度じっくり試算してみて欲しい。
身の丈で、堅実な第一歩を踏み出そう。

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