会社設立に必要な資金
会社設立に必要な資金、特に資本金について、考えてみたい。
私の知人に、いわゆる「1円会社」を設立した方がいる。
会社法で、資本金1円から会社は起こせるようになったが、まさか本当にやるとは思わなかった。
彼は、「会社作ったら資本金1円でやるんだ」と事あるごとに言っていたのだが、冗談だとばかり思っていた。
しかし、当の本人は本気だったらしい。
ところで、この1円起業だが、実際やってみた感想を聞いたところ、どうやら場面によって良し悪しだそうだ。
まず、これ自体が話題やネタになるので、結構面白がってくれる取引先もあるらしい。
営業に行った際も、「いやあ、うち、1円なんですよ資本金。
ですのでどうか育ててやって下さい」なんて調子よく言うと、中には「しょうがないなぷと苦笑いして、仕事をくれたりするケースもあるという。
反面、会社案内の資本金の項目を見て、先方が固まってしまうようなケースも時々あるとか。
まあ、いくら制度上可能とはいえ、資本金1円というのは、確かにネタとしてのメリットはあるかも知れないが、現実問題、あまりお勧めできるものではないだろう。
だからと言って、「それなら5円(ご縁)ならいい?」などとはおっしゃらないように。
現在会社設立を検討されている方は、会社設立に必要な資金について、どのように考えておられるだろうか。
まずは資本金だが、これについては、設立する会社の業種や規模にもよるため、いくら以上が好ましい、というように、ばっさりとラインを引くようなわけにはいかない。
ただ、そういった要素を抜きにして、単に金額という部分だけで申し上げるなら、300万円・500万円といったあたりが、ひとつの目安になるのではないだろうか。
もちろん、多分にイメージ的な部分も含まれているが、取引先の開拓等においても、この程度の資本金があれば、一応、信用力の担保にはなると思う。
次に、会社設立に必要な資金ということで申し上げるなら、必ず、当座の生活資金も含めて考えておくべきだろう。
これまた一概には言えないが、最低3ヶ月、できれば6ヶ月程度の最低限の生活資金は、確保しておきたいところだ。
営業スタート直後は、まだまだ不安定なことも多いだろう。
ただでさえ大変なのに、自分の生活の基盤の部分にまで心配しなくてはならないような事態になったら、とても、会社経営に専念することはできない。
こういった点にも気を配って、万全な体制で起業に臨みたいところだ。
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