会社設立
皆さん、「会社の種類」というと、まずは株式会社、という言葉を連想されると思います。
私もそうです。
では次に思い浮かべるのは何ですか?有限会社ですか?今は新規での設立はできなくなりましたが、これも比較的ポピュラーな存在ですね。
一般的に、株式会社が一番メジャーで信頼できるイメージがあるというのは、だいたい、同じでしょう。
ただ、そんな中にあって、私は、ある特定の業種についてだけは、合名会社とか合資会社が、株式会社よりもいいイメージなのです。
それは、日本酒の酒造業界です。
この業界についてだけは、合名会社だったり合資会社だったりすると、なんだか、頑固一徹の杜氏のおじさんが、頑なに伝統を守り続けている、というようなイメージを浮かべて、好奇心ワクワクになってしまいます。
他にも、味噌とか醤油とかの業界にも言えるかもしれません。
世の中株式会社の独壇場みたいになってしまいましたが、そんな中にあって、合資・合名会社で頑張っている会社を見ると、なんとなく応援したくなってしまうのは、私だけでしょうか。
ちなみに、合名会社も合資会社も、現行会社法の中でちゃんと生き残っており、登記することが可能です。
もしも会社設立を検討しておられる方で、こういった「職人気質」を前面に打ち出したいような業種の場合、敢えて、合資会社や合名会社を選択してみるのもよいかもしれません。
もちろん、出資者の責任範囲の部分等をはじめ、株式会社とは随所に大きな違いもありますから、そのあたりは十分確認することが必要です。
親しい友人やかつての職場仲間と、共同経営で会社設立を考えておられる方もいらっしゃると思う。
確かに、仲間同士で起業した場合、お互い助け合いながら、また、それぞれが得意な分野を活かして、補完しあいながら経営に取り組める、という意味で、とても良い効果が見込める。
また、逆境で精神的に厳しいような時も、励ましあいながら頑張れるわけで、とかく孤独に悩まされがちな経営者にとって、パートナーがいることは、とても心強い。
だが、実際には、共同経営はあまりうまくいかないケースもある。
その理由は、お互い対等な関係である場合が多いが故に、意見が対立したとき、収拾がつかなくなる可能性があることだ。
どちらか一方の出資比率が抜きん出ていたり、年齢差もあったり、お互いの関係に明確な線引きができる場合はまだ割りきりやすいのだが、これらが近ければ近いほど、いざ意見がぶつかった際の収拾は難しくなる。
よって、個人的には、親しい仲間同士での共同経営は、あまりお勧めできない。
だが、もし何等かの事情で、親しい仲間同士で共同経営をする場合、意見がぶつかった場合の対応のしかたについて、できるだけしこりを残さないように明確なルール決めをしておくことをお勧めしたい。
でないと、最悪、空中分解してしまいかねないからだ。
顧問税理士さんに、会計的な立場から中立的なアドバイスを受ける、というのも一考だろう。
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